「ワイプアウト」コマンドを使用してワイプアウトオブジェクトを作成してみましょう。
ワイプアウトオブジェクトとは、背後のオブジェクトを隠すときなどに使用するものです。複雑な図面を描くときに、文字と線が重なって文字が見えにくい事があると思います。そんなときに使うととても便利です。
〔操作方法〕
①ポリラインコマンドや長方形コマンドなどを使用して隠したいオブジェクトまたは前にもってきたい文字などを囲むようにポリラインを作成します。
②作成ツールバーの「ワイプアウト」を選択、するとワイプアウト一点目を指定または「フレーム/ポリライン」とでてきます。ここで右クリックしポリラインを選択し、①で作成した ポリラインを選択するとワイプアウトオブジェクトが出来ます。①の操作をせずに作成することもできますが①をやったほうが良いと思います。
フレームとは、ワイプアウトオブジェクトのエッジを表示するか非表示にするかを選択することが出来ます。
ワイプアウト前 ワイプアウト後
「ワイプアウト」を知るまでは、文字と線が重なって見えにくいときにはトリムなどで文字の周りの線を一つ一つ削除したりしていました。とても便利なコマンドなので知らなかった方はぜひ使ってみてください。